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2013.01.15

低炭素社会を目指して。

皆様、あけましておめでとうございます。
と、遅ればせながらの初春のごあいさつで申し訳ありません(^^;

昨日は、新年早々の大雪で移動がままならずみなさんも大変だったのではないでしょうか。
今日は打って変わっての晴天。雪解けの雫が清々しく見えます。


さて、先日宇都宮市内で行われた低炭素建築物の認定制度の説明会に行ってきました。

低炭素住宅って何?
って、思われるかもしれませんが、これは「CO2排出を少なくした住宅」=「省エネルギー住宅」と置き換えることが出来ます。つまり、住宅などの建築物の中で暮らす上で消費するエネルギーを低く抑えた住宅(建物)ということです。

とここで、混同してしまいがちなのが光熱費との違い。
電気料金の形態の1つである深夜電力というものがあり日中の電気量より安くなっていますので、光熱費だけ注目すると深夜時間帯に洗濯機を動かしたり蓄熱暖房機を利用したりすることで電気量を節約することが出来ますが、実はこれは省エネルギーではないんですね。

例えば、エアコン。

最近ではAPF○○といった表示で省エネルギー性が記載されていますが、これは簡単に言うと1のエネルギー(電気)にたいして3や4といった暖冷房が得られるということ。1:3とか1:4というイメージのものです。

これに対して、蓄熱暖房機は、1:1。
何の省エネ性も無いんです。ただ、深夜電力帯を利用して電気量が安くなるというだけなんですね。今はそれでも個人的には大きな問題は無いのかもしれませんが、例えば電気代が上がるようなことがあれば家計を圧迫する要因になります。

もちろん、環境問題として捉えた場合、1の電気を生むためにおよそ2.7倍のエネルギーを消費しなければいけませんから1:1の消費効率だと多くのエネルギーを消費することになってしまいます。環境先進国のドイツなどでは、蓄熱暖房機の使用が禁止されるくらいです。

先に挙げたように、1の電気を生むために元をたどって消費したエネルギーを1次エネルギーと言います。

私たちは、これからこの1次エネルギーの消費をいかに少なくしていくかが求められています。
今回の低炭素建築物の認定制度はまだまだ入口で、これからいろいろ省エネルギー関連の施策が打ち出されることでしょう。

ただ、これは私たちの子供や孫たちの時代が現在よりも素晴らしい環境であるようにという願いを込めて、私たちが実践していかなければいけないことだと思います。


そんなハッピーハウジングですが、今年も1年がんばってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。