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2012.01.16

うずくぼ工房「ファースの家」展示場物語 6回目

7月31日までに展示場の完成までのお話を書いてしまえる予定だったのですが、ついついサボってしまいました

『ファースの家』といえば、『エアライト』!
とにかく優れものの断熱材なのです♪

『ファースの家』はエアライトで基礎、壁、屋根外周ぐるり包まれ、まるで魔法瓶のよう♪

ここで、福地建装からのメルマガをご紹介
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【1回目】今日は、エアライトについてお話ししますね。

検査員試験の時とか、ウチの研修会なんかで
皆さん知っているとは思うのですが、念のために。。。

エアライトの特徴として
 1.高い断熱性
 2.高い気密性
 3.高い独立気泡率
の3つがあります。
で、エアライトだけの優れた特性は
 A.高い接着性
 B.寒冷地・温暖地を問わず厚吹きが可能
この詳細については、添付の資料を見てくださいね。
で、最近展示会なんかでエアライトを見たお客様が、
「あ~、これ○○でも見たよ!」
と言われることがあります。
※大体100倍発泡を見てきています・・・

この時皆さん、なんて応えていますか??
私は、こう応えます。
「最近、こう言う断熱材を使われる方が多いですもんね~。
でも、結構違いがあるんですよ。
なんで、性能のイイ断熱材の見極め方をお教えしますね。
それはね・・・ココだけの話ですよ・・・
触るんですよ!
触った時に軟らかかったら、台所のスポンジと一緒で
湿気をバンバン通す断熱材なんですよ・・・」

で、お客様にエアライトを触ってもらうと・・・
当然硬いですよね。
そこで、「硬いと湿気を通し難い断熱材なんですよ」と・・・
(硬い⇒小さな硬い気泡が無数に独立して存在してる。
なので、この独立した気泡と、表面の硬いスキン層が
湿気を通しにくくしているんです。)

ここで、お客様が「なんで?」とか言ってくれると
添付の資料を見せてあげると納得される方が多いんです。

【2回目】皆さん、エアライトの熱伝導率って知ってますか??
当然「知ってる!」って方ばかりですよね!

じゃあ、よく使われるグラスウールや100倍発泡、スチレンフォームの
熱伝導率は??
ココに来るとチョット怪しい方もいますかね??

じゃあ、ココで数値一覧を・・・
 グラスウール・・・・0.050W/(m・k)
 ロックウール・・・・0.038W/(m・k)
 100倍発泡・・・・0.034W/(m・k)
 スチレンフォーム・0.028W/(m・k)
 エアライト・・・・・・0.021W/(m・k)
  (※IBEC資料より)

で、ここで基本的なことなんですが、
熱伝導率とは何でしょうか??

簡単ですよね~。
熱伝導率とは・・・、熱の伝わり易さを示す値なんです。
なので、数値が低いほど熱が伝わり難い、
即ち、高断熱ってことなんですよ。

さっきの一覧を見ると、当然エアライトが一番数値が低い!
ってことは一番高断熱ってこと!!

ではでは、他のものとも比べてみましょう!!
 アルミニウム合金・・200W/(m・k)
 鋼材・・・・・・・・・・・53W/(m・k)
 水・・・・・・・・・・・・・0.531W/(m・k)
 シリコン・・・・・・・・・0.35W/(m・k)
 木材・・・・・・・・・・・0.12~0.19W/(m・k)
 空気・・・・・・0.024W/(m・k)
 エアライト・・・0.021W/(m・k)
 (※IBEC資料及び理科年表より)

エアライトって空気よりも熱を伝えないんですよ~。
スゴクないですか??

【3回目】最後は、エアライトだけの特性
寒冷地・温暖地を問わず圧吹きが可能
って事の説明です。

まずは、「ファースの家」に使われているエアライトって
どんな物に使われているか知っていますか??
実は、液化天然ガスのタンカーに使われているものと
同等の性能なんですよ。

で、この液化天然ガスって-162℃なんですね~。
ガスなので当然気化すると体積が増えてしまうので、
タンカーの中では液化状態を保たなければなりません。
しかも、船でエンヤコリャと長期間の輸送・・・
そうなると、10㎜や20㎜だと話しにならないですよね・・・
なので、エアライトは厚く吹いてもクラックが入らないんですよ。

では、一般的なビルに使われている硬質ウレタンはって言うと・・・
旭ケミテックさんに聞いたところ、旭ケミテックさんで使用している
ビル用のウレタンは、な、なんと50?でクラックが入ると言うことです!!

「でもでも、100倍発泡だと、割れないジャン!!」
と思われた方!100倍発泡は元々が軟らかいのでクラックが
入り難いんですね~。
ただ、元々連続気泡構造(エアライトについて?資料参照)なので、
湿気を通しているので、クラックが入ったところで・・・ゴニョゴニョ

ちなみにエアライトは、木材の収縮にも追随するんですよ!
なので、よりクラックが入り難いんですね~~。

旭ケミテックの小出さんに聞いたところ、
エアライトは他の断熱材と密度が違うので
同じ大きさの断熱材だと、エアライトが一番重いそうです。

3回シリーズでお送りした、~エアライトについて~もコレで終了です。
コレで皆さんもエアライト博士ですね(笑)

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このエアライトが『ファースの家』性能展示場には吹き付けられているのです。

展示場では小屋裏や床下を実際に見られますので、エアライトを触りに来てくださいね。
上記の通り、エアライトは『硬い』か?『柔らかい』か?
ご自分で確認できるのが、展示場の魅力です。

では、次回は造作について

                            つづく。。。

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