今日の報道で東京電力の電気料金値上がりのニュースがやっていました。とりあえず電気使用に関して大口の企業向けの料金の値上げが発表されたとのことですが、家庭向けの電気に関しても今後検討していくとのことらしいです。原発事故以降、火力発電による電気供給の割合が増えたことによる影響らしいですが要は事故のツケが一般消費者に回ってくる形ですね。原発被害者への補償や発電コストのアップといった経営難を抱えている東電としては、企業として打つべく手を打ったということなのでしょう。理屈では理解できますが気持ちの上ではう~んといった感じですよね( -д-)ノ
マスコミを通しての情報でしか判断できないので実際のところは分かりませんが、事故後の東電の対応には正直そりゃないだろって感じる点も多々ありました。その辺りのことは被害の当事者でもない自分がどうこう言うのも筋違いかと思いますが、カットされているとはいえ役員含めボーナスが支給されているって話を聞いた時にはマジびっくりでしたねΣ( ̄ロ ̄|||)
現状、その他の電力会社での料金値上げの話は取り上げられてはいませんでしたが、脱・原発という震災後の風潮から考えますと、発電コストの値上がりという問題は東電だけに限った話でもなく、今後は全国的に似たような流れになることも考えられます。
どれだけ料金を値上げされても現代の生活スタイルでは電気というエネルギーは不可欠であり、現在の日本では電力会社以外から安定した形でそれを手に入れることは不可能です。極端な話、どんなに高いと感じる料金でも従わざるを得ないってことですよね。仕方ないことではありますが何となく悔しい・・・
もっとも原発事故以前から一部の情報では将来的に電気の料金は値上がりの方向で推移していくと予想されていました。限りある化石燃料が今後値上がっていく可能性が高いことを思えば当たり前の流れらしいです。とはいえ年金や社会保障と様々な不安も多い中、毎月の家計に直結している光熱費のアップというのはまじで応えますね(TДT)
近年、国が掲げる低炭素社会の実現へ向けて、住宅に関してもエネルギーの自給自足という考え方が広まってきています。その最たるものが太陽光発電であり、ここ数年で広く普及しました。まだまだコスト面での改善が必要とされていますが家庭用の蓄電池も実用化が始まっています。もはやエネルギーは買う時代から創る時代へと移り始めていると言えるかもしれません。震災を経てますますこのような考え方は加速していくのではないでしょうか。太陽光発電の普及による電力会社の負担が太陽光発電を利用していない家庭も含めた全ての家庭での電気料金に上乗せされたように、いわば「やった者勝ち」というような状況ができつつあるようにも思われます。
住宅に携わるプロとしてお客様にしっかりとお伝えたうえでベストなご提案がさせていただけるように情報の収集、勉強に努めなければなと改めて感じた山本でした。