2011.04.18
「ものづくり」から始まる幸せの形
今日も昨日に続き成羽町へ薪ストーブの工事に出かけてきます。
現場への道のりは車で1時間30~40分と遠いのですが、お客さんや一緒に作業する備前アルミ建材さんの笑顔を見れる為なら近いもの。
薪ストーブに関わる多くの人の笑顔に出会えた事は私の中では一番の収穫です。
ここ4日間、2件続けての薪ストーブ設置のお手伝いで分かった事は薪ストーブを通して関わる全ての人、誰もが「一生懸命」
薪ストーブを取り付ける備前アルミ建材さんは勿論、相当の重量があるストーブを支える為の床補強や煙突の取付の為の建築工事に携わる大工さん、屋根屋さんそしてお客さん・・・
時には笑い、時には苦しみ、時には意見のぶつかり合いなど「一生懸命」だからこそ実に色々あるのです。
短い工事期間ですが、その中には薪ストーブを通して実に様々なドラマがあります。
しかし工事が終わり、試運転の為にストーブに火が入ると誰もが、関わった全ての人に感謝の気持ちを笑顔で表してくれます。
その時の笑顔の輪の中に居られる自分は本当に幸せ者だと思っています。
そこには確かに「単なる商品の売買というビジネス」ではなく、薪ストーブを通して始まる「人と人のつながりの大切さ」を感じさせてくれるドラマチックなものであるように思います。
もちろん取り付けてすんだから「ハイ、さようなら」と言う小売ではなく、この先も薪ストーブのメンテナンスなどを通して続く、備前アルミ建材さんとお客さんとのヒューマンドラマなのです。
ファース工法の資材も取り扱う備前アルミ建材さんと一緒に成羽町からの帰り道、こちらは総社市で「ファースの家」を新築されているファース工法加盟工務店「影山建設さん」の現場を訪れました。
こちらの影山建設さんは真庭市に工務店を構え、実に多くの建物や住宅に携わっています。
こちらの現場でも屋根の瓦葺きをすませ4人の大工職人さんが見事なチームプレイで外壁の下地つくりに取りかかっていました。
さすがは「木材どころ」真庭市の工務店、柱や梁・桁なども全て通常より一回り大きな材料を使っています。
しかし、その事を特に宣伝する事もないのは「管柱は3寸5分で良い」と思っている私が始めて見た「売らんが為の4寸柱」ではなく、本気で「住む人を想う4寸5分柱」なのです。
まだまだ工事途中でしたが、そこには「家づくり」を通して始まる「つくり手」と「暮らす人」とのハッピーエンドを向えるドラマを感じます。
写真の左側が備前アルミ建材の亀山社長、右は影山建設の影山専務です。
お2人ともが「ものづくり」を通して本当につくっているのは「薪ストーブ」でもなく「ファースの家」でもないようです。
彼らがつくる本当の商品は「ものづくり」を通して始まる「家から始まる暮らす人の幸せの形」だと率直に感じます。
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