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全館・連続冷暖房の必要性は

2011.03.02

昨今のエアコン機器は、人の居る方向や居ない時を、高度な人感センサーを用いて自動コントロールする優れモノが殆どとなりました。 当然、一般の住宅で一般的なライフスタイルを前提にするとそのようなエアコン機能は、省エネ性、快適性で有利になるのでしょう。 しかし、ファースの家は、膨大な蓄熱量(冷熱量)を抱え込む工法となっており、エアコンの入り切りが省エネ性、快適性にマイナス作用します。 一旦、エアコンの暖房や冷房を切ってしまい、家屋内の気温が上昇する、或いは低下した場合、再稼働した時に構造体に膨大な熱を吸収される事になります。空気は1℃上昇や低下させるために必要な熱量が、1㎡、約0.3wの熱で済みますが、構造体は約900倍ものエネルギーが必要となります。 更に、その時の立ち上がり時点のエネルギー消費効率(COP)が極端に悪化してしまいます。また場合によって、その再稼働の立ち上がり時には、冷風や温風が強く吹き出すため、冷暖房のクオリティーを損ないます。 ファースの家の連続、全館稼働させていると云う事の理由は、エアコンを自動運転させていると云う事で、室内気温をサーチして設定気温になれば自動的にコンプレッサーが停止します。更に構造体が温まる、或いは冷えてしまうと、温風や冷風が殆ど停止状態になります。また全館冷暖房の必要性は上記の経済やクオリティーの他にも、低温部分が露点温度となり、カビの胞子の発生防ぎ、健康面での効果も大きいのです。