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木材の年輪と語りあえる家づくり

2011.03.08

工務店経営者の七割もの方が大工さんからの出身者だと言われております。 それだけに自らが造り上げる家は、無垢木材に拘る方も少なくありません。 家づくりは、竣工してから建主さんと一緒に育てあげて行くのですから、ハウスメーカーでもない、スーパービルダーでもない、地域密着の工務店でなければ為し得ない事業であると思われます。 どんなに大きなハウスメーカーやスーパービルダーでも、工事現場で実際に仕事をしているのは、地元工務店に所属する大工さんや協力業者さんなのです。 大工さん達は、木材の年輪と相談しながら木裏と木表の特性を見極め、墨を付け、切り、削り、孔をあけ、ホゾに差し込んで木組みを行います。 その組み合った木材の収縮で接合部分が絡み合い、構造の剛性を増して行き、活きている木材と呼吸を合わせ、木造の家をつくる喜び、住む喜び、暮らす喜びを知っているのは、日本人である事の喜びなのでしょう。 然るに家づくりは、木材を知り、金物を知り、断熱特性を知り、協力業者さんの心情を知り、住む人への優しさとは何かを知っている、地域密着の工務店経営者に任せる事が最も賢明な選択肢であると確信します。