2011.03.16
未来を見据えた住宅リフォームを
今日の日中は暖かな陽気に包まれたここ倉敷は夕方を向かえて、どんより雲が広がってきています。
そんな一日ですが早島のファースリフォーム工事はまっちゃん、小野君の2人の大工さんで工事が進んでいきます。
断熱の改修という事で既設の内装、外装を一度外してしまい現在は屋根、土台、柱などの骨組みにだけになっています。
断熱性能という家の基本的な性能を改修しようとするので大掛かりな工事になっていますが致し方ないのが現状です。
ここで中途半端な改修工事をしても数年後には家の性能に不満が出てくるのは最早、明らかです。
小さなリフォームや改修工事を積み重ねるよりも工事の規模は大きくなりますが一度で済ませ長く快適な生活ができるリフォームが賢い選択だと思います。
私はある程度の規模のリフォーム工事の依頼があった場合は必ずと言って良いほど、依頼者の方にお宅の10年先の未来を考えてもらいます。
10年後にも現在の家に住み続ける覚悟があるという意思を確認した上で常にリフォーム工事の計画を立てさせていただいています。
数百万規模のリフォーム工事はリフォーム後から何年快適に過ごせるか?が住む人のしあわせにつながる最大の焦点になると考えています。
単に売るだけの商売なら、こんな事をお客さんに問いかけたりはしません。
しかし自分達のつくった家でしあわせを感じて貰うにはこのリフォーム後の10年先は大きなポイントとなってくるのです。
10年先には建替えるかもしれない家に数百万のコストをかけてリフォームするのは甚だ可笑しな話だと思います。
さらに必ず来る建替えの時にお客さん自身が後悔を感じるケースが考えられるのです。
もちろん、そんな事を問いかけて、お客さん自身がリフォームのキッカケに疑問を感じ折角の工事依頼がなくなったケースもあります。
しかし、私はその事には全く後悔はしていません。
むしろ、しっかりと家族の間で家のあり方を相談してもらい、ご家族の10年先の家の未来を考えていただけた良い機会だと思っています。
きっと何年か先に家を建替える時に、こちらのご家族は私の言葉に少しでも良かったと思ってくれるはずだと信じます。
私たちが売る商品は「新築の住宅」でもなく「住宅のリフォーム」でもないのです。
10年、20年先に続く未来を見据えた「家から始まるご家族のしあわせの形」なのです。
-------------------------------------------------------------------------------
岡山県倉敷市から「大工と一緒に家づくりができる工務店」林建設、林俊文の日々の日常を綴ったコラムは下記をクリックしてください。
http://hayasi23.noblog.net/blog/index.html