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2025.04.17

理想のマイホーム実現!土地選びのポイントとは?

土地選びは、マイホーム建設における最初の、そして非常に重要なステップです。

多くの検討事項があり、不安に感じる方も少なくないでしょう。


今回は、土地探しに必要な事前準備から、購入前に必ず確認すべきチェックポイントまでを、具体的な例を交えながら解説します。

スムーズな土地選び、そして理想のマイホーム実現に向けて、ぜひご活用ください。


□土地選びの事前準備と基礎知識


1:予算とエリアの明確化


土地探しを始める前に、まず予算とエリアを明確にしましょう。

土地の価格だけでなく、建築費、諸費用、税金などを含めた全体の予算を算出し、その範囲内で希望するエリアの相場を調べることが重要です。

エリア選びでは、通勤・通学の利便性、周辺環境(買い物施設、病院、学校など)、治安などを考慮し、複数の候補をリストアップしてみましょう。

予算とエリアを決定することで、土地探しの効率が格段に向上します。

例えば、予算を4000万円と設定し、駅徒歩10分圏内、小学校まで徒歩5分圏内のエリアを希望するなど、具体的な目標を設定しましょう。


2:希望条件のリストアップと優先順位付け


次に、土地に求める条件をリストアップし、それらに優先順位を付けましょう。

例えば、「駅からの距離」「土地の広さ」「日当たり」「周辺環境」「価格」など、様々な条件が考えられます。

「絶対に譲れない条件」と「あれば嬉しい条件」を明確に区別し、優先順位を付けることで、妥協点を見つける際に役立ちます。

例えば、「駅からの距離は徒歩10分以内が必須(譲れない条件)」、「土地の広さは30坪以上が理想だが、25坪でも検討可能(譲れる条件)」といったように整理しましょう。


3:土地探しから購入までの流れ


土地探しから購入までの流れを理解しておくことで、スムーズに手続きを進めることができます。

主な流れは以下の通りです。


・土地探し

・買付証明書の提出

・住宅ローンの事前審査

・土地の売買契約締結

・住宅ローンの本審査

・金銭消費貸借契約締結

・土地の引き渡し・所有権移転登記


各ステップで必要な書類や手続き、期間などを事前に確認しておきましょう。

不動産会社や金融機関に相談しながら、計画的に進めることが重要です。


4:土地に関する基礎知識


土地を購入する前に、用途地域、建ぺい率、容積率といった基本的な知識を理解しておくことが重要です。

用途地域によって建てられる建物の種類や規模が制限されます。

建ぺい率は敷地面積に対する建築面積の割合、容積率は敷地面積に対する延床面積の割合を表し、これらによって建てられる家の大きさが制限されます。

これらの情報を事前に確認することで、希望する住宅を建てられるかどうかを判断できます。

それぞれの地域の条例や建築基準法を事前に確認するか、不動産会社に相談しましょう。




□土地選びポイント徹底解説


1:周辺環境の確認


周辺環境は、生活の質に大きく影響するため、入念な確認が必要です。

交通の便(駅への距離、バス路線など)、買い物施設(スーパー、コンビニ、病院など)の利便性、治安(防犯カメラの設置状況、街灯の明るさなど)を実際に現地を訪れて確認しましょう。

時間帯を変えて複数回訪問し、昼間の様子と夜間の様子を比較してみるのも有効です。


2:土地の面積と形状


土地の面積と形状は、建物の設計に大きく影響します。

整形地(正方形や長方形)は設計が容易ですが、価格が高くなる傾向があります。

不整形地(三角形、旗竿地など)は価格が安い場合がありますが、設計に工夫が必要で、有効活用できない部分が生じる可能性があります。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身のニーズに合った土地を選びましょう。


3:高低差と地盤の確認


土地の高低差は、造成費用に影響します。

高低差がある場合、盛土や擁壁工事が必要になる可能性があり、追加費用が発生する可能性も考慮する必要があります。

地盤の強度も重要です。

地盤が弱い場合は、地盤改良が必要となり、高額な費用がかかる可能性があります。

地盤調査を実施し、地盤の状況を把握することが重要です。


4:境界線と権利関係の確認


隣地との境界線が明確にされているかを確認しましょう。

境界が曖昧な場合は、境界確定測量を行う必要があります。

権利関係についても、所有権に問題がないか、抵当権などの設定がないかを確認することが重要です。


5:災害リスクの確認


ハザードマップを活用し、洪水、地震、土砂災害などのリスクを事前に確認しましょう。

自治体のホームページなどで入手できます。

リスクが高いエリアは避けるか、対策を検討する必要があります。


6:道路状況と接道義務の確認


土地に接する道路の幅員(幅)を確認し、建築基準法で定められた接道義務を満たしているかを確認しましょう。

道路が公道か私道かも確認する必要があります。

私道の場合、維持管理費用や通行権の問題が生じる可能性があります。


7:インフラの確認


上下水道、ガス、電気などのインフラが整備されているかを確認しましょう。

整備されていない場合は、引き込み工事が必要となり、追加費用が発生します。


8:法規制の確認


用途地域、建ぺい率、容積率、高さ制限、日影規制などの法規制を事前に確認し、希望する建物を建築できるか確認しましょう。

自治体の窓口やホームページで情報を取得できます。


9:日照条件の確認


日当たりは生活の快適性に大きく影響します。

南向きが良いとされていますが、工夫次第で北向きの土地でも快適な生活空間を確保できます。

建物の設計と合わせて検討しましょう。


10:近隣環境の確認


近隣の状況も確認しましょう。

騒音(道路交通、工場など)、生活環境(ゴミ処理、近隣住民との関係など)を、時間帯を変えて複数回現地を確認し、注意深く観察しましょう。





□まとめ


土地選びは、マイホーム建設において非常に重要な第一歩です。

本記事でご紹介した事前準備とチェックポイントを参考に、予算、エリア、希望条件を明確化し、優先順位を付けながら、慎重に土地選びを進めていきましょう。

周辺環境、災害リスク、法規制など、様々な要素を総合的に判断し、後悔のない土地選びを目指してください。


理想のマイホームを手に入れるため、時間をかけてじっくりと検討しましょう。

早急な判断は避け、納得のいく土地選びを心掛けてください。